ほくろの毛って抜くとガンになるって本当ですか?気持ちいいのでつい抜きすぎていたので心配です

身体にあるほくろを見て、毛が生えていると気になって抜きたくなるという人は多いと思います。ほくろに生えている毛は太く、軽く引っ張るとスルリと抜けるので、この感覚がクセになるという意見もあります。

しかし、ほくろの毛を抜くとガンになるという話も聞きますし、本当に抜いて良いものなのかは悩みどころです。

ここでは、「本当にほくろの毛を抜くとガンになるの?」「どのように処理をしたら良いの?」
という疑問について、脱毛の保健室メンバーがとことん調べ、最高のアンサーを用意しました。

ほくろができる原因とは?

まずは、なぜほくろができるのでしょうか?それは、人体が紫外線を浴びると、皮膚の中の色素細胞が多くのメラニンを発生させます。その一方で、紫外線を多量に浴びすぎると、肌には大きな負担が掛かり、発生したメラニンを上手く身体の外に排出することができません。

その結果、皮膚内にメラニンが蓄積され、ほくろとして残ってしまうのです。ただし、ほくろは良性腫瘍と言われ、特に身体に害はありません。

ほくろに毛が生える理由とは?

ほくろに生えている毛は、なぜ太くてたくましい毛が多いのか不思議ですよね?それにも理由があります。

ほくろは、他の細胞よりもメラニンの生成が多いため黒くなっています。メラニン生成が多いということは、細胞分裂が活発になっていることを意味しています。そのため、ほくろでは、他の細胞よりも濃く長い毛が生えやすくなっているのです。

小さい頃から生えている人もいれば、20代を過ぎた大人になってから生えてきたという人もいます。

抜いたらガンになる…可能性は低い。でも抜かない方が良い

ほくろは良性腫瘍ですが、実は数年前まで強い刺激を与えたり、いじったりするとメラノーマという悪性の皮膚がん(悪性腫瘍)に変わると考えられていました。

しかし最新の医学的な研究によると、ほくろとメラノーマはそもそもの成り立ちが違うことがわかってきました。ですので、良性腫瘍であるほくろの毛を抜いたからといって、皮膚がん(悪性腫瘍)に結びつくことは基本的には考えられません。

とはいえ、確定的な研究結果はまだ出ていないようですので、ほくろがある部分にさらに大量の紫外線を浴びたり、大量に生えているほくろの毛を抜くなど、ほくろに刺激を加える行動は避ける方が賢明です。

また、その他にも毛を抜くことで、皮膚が炎症を起こしてしまったり、毛根を傷つけた結果、そこにブドウ球菌が感染しニキビのようなブツブツが現れる毛嚢炎が発症することがあります。

軽傷の場合は自然に治癒しますが、膿を持ち大きくなってくると痛みも激しくり、場合によっては病院で切開をして膿を出す処置をすることもあります。

皮膚がん(悪性腫瘍)とまでは言わなくても、刺激によって肌トラブルが起きる可能性が高いので、やはりほくろの毛は抜かない方が良いです。

ほくろの毛が気になるならハサミでカット

ほくろの毛が気になった場合、皮膚の表面ギリギリの部分をハサミでカットするのが一番良い方法です。自宅に消毒液などがある時は、ハサミを軽く消毒してから使用するとより安全です。

通常のムダ毛の処理の場合ならば、電気シェーバーが肌に刃も当たらずオススメですが、電気シェーバーの刃は振動しています。そのため、ほくろに刺激を与えることになってしまいます。カミソリは毛と一緒に肌の表面を削り取ってしまうため、使用しないで下さい。

また、毎回毛を処理するのが面倒という人には、サロンやクリニックでニードル脱毛をするという方法もあります。ニードル脱毛とは、毛穴にプローブという針を差し、弱い電気で刺激を与え毛乳頭を破壊する脱毛方法です。

この方法は、あくまでも毛根を破壊して毛を生やさなくする方法なので、ほくろ自体に刺激を与えるものではありません。ですから、ほくろの毛に悩んでいる人は、このニードル脱毛で毛を処理するというのも1つの方法です。

ただし、かなりの痛みを伴うので、痛みが苦手な方には向いていないと言えます。

ほくろに毛が生えているのは安全の証

ほくろの毛は見た目も悪く、生えてこない方が良いと思うかも知れませんが、実はほくろに毛が生えていることは、毛の細胞が生きているということになるので、安全の証になります。

逆に、メラノーマと呼ばれる悪性の皮膚がんの場合には、毛を生成する組織自体が破壊されているので、毛が生えてくることはありません。

そのため、ほくろが大きく、もしかしたらメラノーマかも知れないと不安になった場合でも、毛が生えていれば良性のほくろだと判断できるので安心です。

また、ほくろには急に以前とは違う太い毛が生えてくることもありますが、生えてくる毛の太さ、細さはその時によって違うので、気にする必要はありません。

日本の各所では言い伝えとして、ほくろに生える毛は「福毛」と呼ばれ、「幸運をもたらす」「縁起が良い」と珍重され、良い方向に捉える人も多くいます。

豆知識:ほくろのようで違うメラノーマ(皮膚がん)とは

「何か最近ほくろが増えた気がする」「今まであったほくろが大きくなった」「ほくろが濃くなった感じがする」など、自分のほくろが皮膚がん(メラノーマ)ではないかと心配になる人もいるのではないでしょうか。

先ほど説明をしましたが、まずほくろに毛が生えていれば、毛を生成する組織が生きていることになるので、メラノーマではありません。

毛が生えてない場合でも分かる、ほくろとメラノーマを見分けるポイントを6つ紹介します。

1.ほくろは左右対称、メラノーマは左右非対称

ほくろは比較的、綺麗な円の形をしていますが、メラノーマの場合、最初は円のような形をしていても、段々とアメーバのように、左右非対称な形に変わってきます。色も赤みがかっていることが多いです。

2.輪郭があいまいでぼやけている

ほくろは輪郭がハッキリしていることが多いですが、メラノーマの場合は、周りがぼやけていたり、少しギザギザしているなど輪郭があいまいです。

3.色に濃淡があり不均一

ほくろの場合、全体的に色が均一ですが、メラノーマの場合は、色が濃い部分があったり、薄い部分があったり、全体的に不均一です。

4.表面がでこぼこして盛り上がっている

ほくろは全体的に平らなのに対し、メラノーマの表面がデコボコであり、一部分が盛り上がっている場合などもあります。

5.直径が6mm以上と少し大きめ

メラノーマは直径が6mm以上と大きいことが多いです。もちろんほくろでも大きいものがありますが、昔からの大きさがそれほど変わっていなければ心配する必要はありません。

6.急速に大きくなり、時に出血が見られる

最初は小さかったほくろが、半年ぐらいの間に急に大きくなり始めたり、出血などが見られる場合は注意が必要です。すぐに医療機関を受診することをおすすめします。

これらがメラノーマの特徴になります。すべてが当てはまらなくても複数個当てはまる場合は、メラノーマの可能性もあります。不安な場合は、皮膚科に行きしっかり医者に診てもらった方が安心です。

まとめ

ほくろの毛を抜いても、すぐにガンにつながることはないと最近の研究で明らかになってきました。しかし、確実にガンにならないという研究結果もまだ出されていないため、リスクを避ける意味でも、ほくろの毛は抜かない方が良いです。

顔や腕など、人に見られる場所になるほくろの毛が気になる場合は、ほくろを傷つけたり過度に刺激するカミソリや毛抜きは使用せず、ハサミを利用するようにしてください。

また、毎回の処理の大変という人は、ニードル脱毛を視野に入れてみるのも良いかもしれません。

そして、ほくろが急に大きくなったり、形がいびつになるなど、いつもと違うなと感じた時は、早めに皮膚科などを受診してください。